偉人・敗北からの教訓
歴史作家として著名な伊東潤先生が出演中のBS11『偉人・敗北からの教訓』が書籍化された一冊。番組も面白いのだが、番組からは漏れてしまったエピソードまで盛り込まれていて二度美味しい。活字になるとまた味わい深い。番組を見た人も見ていない人も楽しめるだろう。
敗北からの教訓ではあるのだが、出て来る人物は、「偉人」であり、一度は「勝者」になった人たちである。勝者になったが故に陥る罠、敗北へ向かう原因を探る内容で、解説がまた深い。歴史好きなら誰もが知っているような偉人が出て来るのだが、伊東先生の解説で「そんなこともあったのか」と新しい発見がある。
主な登場人物は、こんな感じ。聖徳太子、平清盛、源頼朝、織田信長、豊臣秀吉、田沼意次、坂本龍馬。西郷隆盛・・・。どんなに成功し、栄華を極めても、わずかな綻びから衰退、敗退、滅亡へと転がり落ちる可能性があるということを思い知る一冊。TV番組の書籍化で軽い本だと思うなかれ。重たく、反省を促される本である。
全16章に分かれていて、細切れ時間にでも読みやすい。歴史ファンは必読。経営者は自らの驕りを戒めるために必読だ。













